1955年 コルチコイド製品Decortin®を発売。
1958年 紫外線吸収剤Eusolex®を発売。
1961年 風邪薬Nasivin®を発売。
1967年 インドにE. Merck India Ltd.を設立。
1968年 日本にメルク・ジャパン株式会社(現メルク株式会社)を設立。
1971年 米国において事業を再建。
1973年 Euthyrox®によって甲状腺治療が進歩。
1986年 心臓病治療を進展させたConcor®を発売。
1991年 新しい抗生剤Cephoral®を発売。
見習事務員(1951年)
マーシャル・プランと通貨改革により戦後経済は目覚ましい復興を遂げ、この「経済の奇跡」は、1960年代中頃まで続きました。輸出は早くも1947年に再開されましたが、まず立ちはだかったのが、官僚主義の弊害でした。それは、1件の注文に対して6種類の書式があり、それぞれ22部のコピーが必要というほど大変なものでした。
バイオテクノロジー研究(1968年)
医薬品と化学品における研究開発が、Merckの成長の基盤を作りました。1950年代、Merckはコルチコイドの分野で研究を開始。複雑なステロイドの製造には、近代的な発酵技術の導入が必須条件でした。
ブラジルでの医薬品の包装(1963年)
1950年代から1960年代にかけて、Merckは第二次世界大戦で失ったスペイン、中央・南アメリカなどの海外子会社の一部を再取得することに成功しました。たとえば1956年には、戦争中に接収されていたブラジルのCompanhia Chimica Merck Brasil S.Aを取り戻し、およそ450名の製造および営業部門となりました。新会社を設立することで市場参入を果たした国もあります。特にアジア市場への大きな前進として記憶されるのは、1967年のインドのE. Merck India Ltd.とその翌年の日本のメルク・ジャパン株式会社の設立です。
蒸着材料の試験(1968年)
虹色に輝く無機パール顔料の研究は、1957年に始まりました。高純度の蒸着材料Patinal®は、1960年代の主要な研究テーマのひとつでした。人類初の月面着陸のとき、宇宙飛行士を危険な放射線から守るためにも使用されました。1967年には液晶の研究が再開されました。今日、Merckは、液晶の分野で世界のリーディング・カンパニーとなっています。
フランス リヨンのLipha社(1990年代)
当時、ますますその重要性を増していた米国市場においても、1971年にニューヨーク州ホーソンに最初の子会社EM Laboratories Inc.を設立し、Merckはその再建を確固たるものにしました。その後も、ヨーロッパに子会社・関連会社のネットワークを広げていきます。最も重要な買収となったのは、1991年、Lipha(リファ)グループの株の過半数を獲得したことでした。同社は1995年、完全にMerckの傘下に入り、2002年にはMerck Santé S.A.Sとなりました。